top of page
image5.jpeg

自然を楽しもう

北軽井沢、嬬恋村は、山や木、動物など豊かな自然に溢れた場所です。

木々が芽吹く春、緑に覆われる夏、木々が紅く色づく秋、雪で真っ白な冬。

どの季節も表情ががらりと変わり、それぞれの魅力が溢れます。

このページでは、自然をより楽しんでいただくための情報を紹介します。

浅間山

地元のシンボル浅間山。標高約2500m、富士山の六合目位の高さです(宿泊施設は標高約1000m、富士山の一合目の1520mよりちょっと低い)。浅間山は世界有数の活火山。7万年近く前から噴火活動を始め、平安時代、江戸時代の2回を代表とする多くの噴火活動で形を変え、今に至る。頂上をよく見ると、黒い豆粒のような物が見える。これは噴火口の近くにある固まった溶岩。遠くで見ると小さいが、近くで見ると相当大きく千トン岩と呼ばれている。11月頃から山の上だけ冠雪しては雪が溶けを繰り返し、12月には全体が真っ白になる。麓の嬬恋村では「浅間山が3回白く色づくと、嬬恋村にも雪が降る」と言い伝えられている。

浅間山 (1).jpeg

​温泉

温泉.jpg

​​北軽井沢、草津は非常に温泉が多い地域。理由は火山が多いから。温泉の出来方の1つに、①雨や雪が地中にしみこんで地下水になる、②火山の浅い部分にマグマが溜まり、地下水を温める、③温められた地下水が、地表の割れ目などから噴き出すというものがある。そのため、温泉が多い。また、この地域の温泉は「源泉かけ流し」が多い。源泉かけ流しとは、温泉が湧き出てから加水や加温をせず使い、使ったら流して常に新しい温泉を流す贅沢な使い方。この使い方は湧出量が多いからできる。草津の湧出量は全国1位。1日にドラム缶23万本分の温泉が湧き出す。似た言葉に「天然温泉」があるが、これは使った温泉をろ過や消毒して循環して何度も使ったり、加水をしたりしている。他に薬剤や鉱石を加える「人工温泉」もある。

フキノトウ(春)

天ぷらにすると美味しいフキノトウ。北軽井沢では雪が溶けた春先に見られる。水気の多い場所、日の当たらない所が好きで、河原の土手、畑の近く、落ち葉の間等に顔を出す。タンポポの綿毛のように種を飛ばして増えるので、いくつも集まって生えている事が多い。5月頃になると、成長して青々したフキに育った姿が見られる。

ふきのとう.jpg
カラマツ.jpg

カラマツ(新芽は春、紅葉は秋)

この地域に沢山生えている松。漢字では唐松と書く。由来は中国絵画の松の絵に似ているから。5月頃、緑色の新葉が芽吹き、10月頃になると黄色くなり、ほどなく落ちていく。カラマツの葉が日の光に照らされてキラキラ光りながら落ちてくる姿は本当に綺麗。日本の針葉樹の中で唯一葉っぱが落ちる。そのため、落葉松とも言われている。75%は人工で、天然は浅間山麓、富士山麓、八が岳山麓などの火山付近に限られる。植物が生えづらい火山の周りに草が生え、やがてカラマツが生い茂るのだとか。花言葉は「豪放」「豪胆」「大胆」。

逆さ馬(春)

写真の右下側にあるのが逆さ馬。浅間山の雪が溶けると馬のように見える事からそう呼ばれている。嬬恋村では逆さ馬が見えると春が訪れたと言われ、これを期に農家は畑仕事を始める。見られるのは4月後半~5月前半頃。馬というより、鳥のようにも見えなくはないが、このタイミングで旅行に来られた方は是非。

逆さ馬.jpg

キャベツ畑(夏)

キャベツ畑.jpg

嬬恋村はキャベツの一大生産地。なんと50年連続で生産量日本一を獲得している。キャベツは15~20℃で育ちやすく、 嬬恋村の6~9月の平均気温がその位のため、夏キャベツの生産が盛ん。この時期に出荷されるキャベツの半分が嬬恋村から出荷されるとか。キャベツの収穫は気温の低い深夜2時頃から始まる。 機械で収穫はできず、1個1個包丁で切り取っていく。 最盛期には1日160万個、7~10月で約1億5000万個のキャベツが出荷される。キムチの郷丸山農園直売所や​卸売センターサンエイなどで買えるキャベツキムチが美味しい。

とうもろこし(夏)

北軽井沢はキャベツも名産だが、トウモロコシもよく採れる。昼夜の寒暖差、山の雪解け水による栄養豊富な土、高地の澄んだ空気で美味しくなるらしい。管理人のオススメは「ゴールドラッシュを生で食べること」生で食べられる品種で瑞々しくてリンゴのように汁がはじける。周辺オススメスポットで紹介している久保農園で7月後半~9月頃に売っているので機会があれば是非。

とうもろこし.jpg
image4.jpeg

ヤドリギ(秋、冬)

この地域では所々で見られるヤドリギ。漢字では宿り木と書く。通常の植物のように土に根を張ることは出来ず他の樹木の幹や枝に根を食い込ませて成長する。一方的に養分や水を奪っているわけではなく、自分でも光合成はしている。木に葉っぱがなくなる秋や冬の方が見つけやすい。ヨーロッパでは昔から神聖な木とされている。そのため、クリスマスにヤドリギを模した丸い形の飾りを見ることがある。花言葉は「困難に打ち勝つ」「忍耐」。ローソンと並んだセブンイレブン群馬北軽井沢店の正面に沢山見られる。

雪虫(初冬)

おなかのところに白い雪のようなふわふわをつけて飛ぶ雪のような虫。雪虫を見てから2~3週間で初雪が降ると言われる秋の風物詩。実はこれアブラムシの仲間。6~10月頃はトドマツという木にいて、10月を過ぎるとヤチダモという木に移動する。この時、雪のようなものをつけて飛ぶため、初冬の風物詩と言われるようになった。北軽井沢以外では北海道でもよく見られるそう。北軽井沢は北海道と気候が似ていると言われるが、雪虫が出るのも共通点。

雪虫.jpg
足跡.jpg

動物(足跡は冬)

​​北軽井沢には野生動物が多く生息している。車で山道に入ると、キツネ、リス、ウサギ、キジ等に運が良ければ出会える。特に雪の季節は動物が足跡を残す。見分けやすいのはキツネやウサギ。キツネは左右の足を同じ場所に着くので一直線の足跡を残す。ウサギは、①後足2本でジャンプ、②右前足、左前足と縦に順番に着地、③後足2本でジャンプを繰り返す。施設の近くだとこの場所に人の足で踏み荒らされていない雪原(雪に覆われた畑、誰かの所有地なので中には入らないでください)があり、運が良いと動物の足跡が見られます。

浅間山北嶺ジオガイド

当地域には浅間山北嶺ジオガイドという、地元の方によるガイドサービスがあります。浅間牧場周回遊歩道ガイド、星空ガイド、浅間園遊歩道ガイドなど様々なコースがあり、星座にまつわる物語、植物の解説など興味深い話を沢山してくれます。申込は1週間前迄。浅間山北嶺ジオパークのHP、もしくは施設予約時に希望をいただければ当施設でも手配いたします。10名ごとに1人のガイドがついて、1~3時間、6千円で案内してくれます。

ジオガイド.png
bottom of page